【検証】孵化厳選、タマゴ技、BP消費なしの構築はトリプルバトルで勝てるのか？【ORASトリプル】

初めに

トリプルバトル参入の大きな壁となるのは

「育成がめんどくさそう」

という問題でしょう。

自分もポケモン対戦の経験がなく、2022年夏にトリプルバトルを始めるまでは育成に対して

「時間かかりそうだなあ」「タマゴ孵すのとか大変そうだなあ」

という印象を持っていました。

でも「やってみたい」という感情が、大変そうという印象で消えて、その先の楽しさに巡りあえないのはもったいないと思いました。

そこでこのような事をしてみました。

 

検証　孵化作業なしでトリプルフリーで戦えるパーティはできるのか？

 

孵化作業なしトリプル構築でやろうとしたこと

パーティを作る上で次のような条件で作ろうとしました

  1. 進化方法はレベルアップのみ（石やなつき進化、交換進化はしない）
  2. レベル技と技マシンで習得できる技のみ（タマゴ技、BPを消費する教え技は使わない）
  3. ホウエン地方の野生で捕まえることができるポケモンのみ（別の地方から送ってこないといけないポケモンは使わない）
  4. 伝説や準伝説は入れない
  5. 特性は選んでよいが、なるべく夢特性にしない
  6. 図鑑サーチ使用可能（事前に特性がわかるため）
  7. 必要な特性のポケモンを捕まえたらなるべくそれ以上その種族は捕まえない（疲れるので個体値最高が★３とかを厳選しない）
  8. 殿堂入り後に野生に追加される全国図鑑のポケモンも捕まえていい（バトルリゾート解放まで進めた状態を想定）
  9. 性格はそこまで気にしない（一応先頭をシンクロの意地っ張りまたは控え目にしていた）
  10. 持ち物は簡単に手に入りそうなもののみ（BP交換のこだわり系アイテムは使わず、ストーリー内で手に入りそうなもの、野生のポケモンが持っているもの、きのみ、貝殻の鈴としました）
  11. 捕獲や基礎ポイント振りで活躍してもらうポケモンの捕獲と育成は時間に含めない（例：空を飛ぶ甘い香り地震トロピウス、波乗りサメハダー、シンクロラルトス）

 

様々な条件を考慮しメンバーは

サーナイト、トリトドン、ブルンゲル、ギャラドス、ジュペッタ、クチート

になりました。

 

メンバー決め考察

選定にあたって次のようなことを考えました。

  • 素早さ操作：素早さの個体値が高いとは限らず、孵化厳選をしたパーティ相手であれば基本的にこちらのほうが遅くなる、耐久を基礎ポイントで補いたい
    →技マシンで習得できるトリックルームを採用、Sに振らない分をHに振る
  • レベルと技マシンで習得できる技とが強そうなポケモンにする
    →スキンハイパーボイスは多分使えない
  • スライドパットの操作が下手なので草むらでの図鑑サーチを多めにしたい
    →ギャラドスはコイキングを釣って、ブルンゲルは水上サーチ、ジュペッタは送り火山でサーチし進化前を捕まえた
  • 補助系の技をレベルと技マシンだけでいい感じに覚えてくれるポケモンがあまりいない。猫だまし、ワイガ、フェイント、横取りなどの妨害を柔軟に使えそうなポケモンもいない。準備している間に倒されそう。
    →誰が欠けても何とかできる、とにかく全員が相手にダメージを与えることが出来るようにする

 

各ポケモンの役割と選定理由

　

候補にいた戦法やポケモン

  • サーフパーティ　雨にして波乗りを連打するパーティにしようと思ったが、雨降らしは６世代にニョロトノとカイオーガしかいないので使用不可能、水無効特性も微妙で、すいすいは進化条件が厳しそう
  • クレッフィ　いば神秘が一人でできる、通常特性がいたずらごころ
  • ママンボウ　ワイガと癒しの波動ができる

 

このような条件の元で、今回一緒に戦う6体の仲間を捕まえるのに33分かかりました。

そして基礎ポイント振りとレベル上げに休憩をはさみながら3時間と17分かかりました。

 

基礎ポイント振りに時間かかりすぎじゃない？とお思いかもしれませんが、実はここまでで既にミスをいくつかやっています。

 

１　捕獲用のクイックボールが足りないかもと99個買う。そんなにいらない

２　ポケルスで基礎ポイント獲得量を2倍にするのを忘れる。途中まで矯正ギプスは使ってよいことに気づかない。これやっていたら1時間は短縮できた。

３　レベル技習得のタイミングと進化を調整し忘れ、ハートの鱗を2枚消費する

４　クチートはアルファサファイアの野生に出現しない事に、他の5体を捕まえ終わった段階で気づく。コンセプトが早々に破壊されたが、ミラクル交換でいただいたクチートの中でA個体値がもっとも低いクチートを連れていくことにした

５　レベルあげすぎてジュペッタがレベル70になった

 

そして技や持ち物をそれっぽくし、トリプルフリーに潜り、初勝利したのは開始から4時間7分経った頃でした。

 

メンバー紹介

各ポケモンの紹介です。下線は技マシンで習得した技です。基礎ポイントはHPと攻撃にたくさんか、HPと特攻にたくさん、余りを特防で埋めました。個体値は

ステータス計算機XY (オメガルビー/アルファサファイア[ORAS]対応) 1.00　https://pokemon-trainer.net/tools/stcs/　

を用いて計算しました。

実は基礎ポイントを振るときに途中から矯正ギプスを使ったため、ポケモンによっては252まで振れていなくて、若干特防に多めになっているポケモンが多分います。多少のずれがあるかもしれませんが、ご了承ください

サーナイト

技　サイコキネシス　ふういん　ムーンフォース　トリックルーム

特性　テレパシー　持ち物　オボンの実　HCd　性格　真面目

個体値：6~7/31/20~21/31/11~12/24

　トリックルームができます。封印は相手のトリルやトリル返しを防ぐためです。

　火力もそこそこありますので、苦手な悪タイプを何とかしてもらいます。トレースは何をコピーするか不安定でメガシンカもしないのでテレパシーにしました。テレパシーなので地震に巻き込まれません。

 

トリトドン　

技　自己再生　ヘドロばくだん　濁流　れいとうビーム　

特性　持ち物　おうじゃのしるし　HCd　性格　能天気　

個体値：29~30/25~29/16~17/15~16/11/31

　濁流を真ん中で撃ってくれます。大地の力はないです。教え技の大地の力がないのは結構不便でした。味方に水技持ちが2体いるので、呼び水の能動的な発動も可能です。

 

ブルンゲル　

技　トリックルーム　自己再生　ハイドロポンプ　シャドーボール

特性　呪われボディ　持ち物　食べ残し　HCd　性格　ひかえめ

個体値：27/24~26/3/8~9/21~22/21~22

　トリックルームができる2人目です。サーナイトとどっちがトリックルームをするかは、相手との相性を基に判断します。トリックルーム担当が2体いると対戦の中盤でも隙を見てトリックルームができ、戦況を有利にできました。貯水にしてサーフパーティにするのとも迷いましたが、もともと水は半減ですし、味方巻き込みは最低限で相手の攻撃を封じるほうがこの構築にはいいと思い、呪われボディにしました。

 

ギャラドス　

技　かみくだく　じしん　アクアテール　ストーンエッジ　

特性　威嚇　持ち物　貝殻の鈴　HAd　性格　いじっぱり　

個体値：17~18/1~2/24~25/28~29/3~4/11~12

　捕まえやすく威嚇ができます。主要な技はマシンで習得できます。4タイプの技で相手の抜群をついてなるべく多くダメージを与えるようにしました。

　威嚇を何回も発動させることで、味方の耐久を底上げできます。

 

ジュペッタ　

技　はたきおとす　ゴーストダイブ　よこどり　不意打ち

特性　お見通し　持ち物　ラムのみ　HAd　性格　いじっぱり

個体値：16~17/14~15/5~6/30/7/27~28

　レベル技で横取りを覚える。はたきおとすもある。不意打ちで先制もできる。横取りがあることは抑止力になりそうだし、お見通しで相手のやろうとしていることが見える。でもすぐ倒されちゃったので、他のポケモンと入れ替える余地があります

 

クチート　

技　岩雪崩　不意打ち　じゃれつく　アイアンヘッド

特性　威嚇→力持ち　持ち物　クチートナイト　　HAd　性格　勇敢　

個体値：31/12~13/31/31/31/0

　トリックルーム下でのアタッカーです。強い。威嚇もできるしレベル技が優秀でびっくりしました。タマゴ技を気にしなくてもとても強いので、おすすめです。


戦績

5戦くらいやってみようと決めていました

 

1月18日深夜　トリプルフリーで2戦して2勝

その勢いで翌日1月19日の平日トリプル大会に参加し初戦敗退（残数0対2）

その後フリーで1勝1敗

全体で3勝2敗ということで勝ち越せました。

 

各ポケモンが瀕死にならないように、交代や自己再生などでポケモンの体力を温存しながらの戦いができるとうまく行った印象があります。

半面明確な弱点もあり、猫騙しやちょうはつがないので、相手のギミックを止められません。攻撃のとても上がったテラキオンに破壊されました。悪タイプやゴーストタイプの技が苦手なので、その技を苦手な子が食らわないように、苦手な技を撃ってくるポケモンを倒せる子を大事にするのが難しかったです。


終わりに

ハードル、低くなりましたか？

トリプルバトルは思ったより始めやすいです。更に、トリプルバトルをやろうとする人を助けてくれる人がたくさんいます。

この記事がトリプルバトルに興味がある人の背中を押すことができたら嬉しいです。